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2007年11月27日

重複人格障害

病院から書き込んでます。
携帯で書き込んでいます。
ケータイって便利ですね。
いまさらですけど。
どうも、コウジュンです。



久しぶりにテレビを見た。
久しぶりにテレビを見たら、『重複人格障害』の事をアチコチの局が報道していた。
あれだけ大々的に報道しているのだから、世間の人は『重複人格障害』が何なのか知っているのだろうけど、僕は知らない。
なのでネットで調べる。
便利ですね、インターネット。


僕みたいに知らない人もいるだろうから簡潔に説明してみる。


『多重人格障害』が一人の人間が複数の人格を有するのに対し、『重複人格障害』正確には『遠隔性重複性障害』(Remote duplication of disorder=Rdd)は、数人の人間が一つの人格を共有する障害。
世界で始めて確認されたのは1899年で、ベルリンに住む男性、同じくベルリンに住む別の男性(この二人は面識はない)オルデンブルグに住む男性の三人が、自分は『ウォーレン・サムソン』であると言い出した事に始まる。
全く違う場所に住んでいた人間が、『ウォーレン・サムソン』という一つの人格を共有していたのだ。三人が語る『ウォーレン・サムソン』の生い立ちは完璧に一致していたという。(ベルリンに住む二人の男に関しては、本当に面識がなかったのか疑問が残るが)
しかし、精神障害の概念が乏しかった時代のせいで、三人は山師扱いされ、病院やそれに類する施設で憐れな最後を迎えた。
後にカール・グスタフ・ユングが集合的無意識(Kollektives Unbewusstes) 論を発表し、人間の心理は深層下で融合している事を示し、『重複人格障害』が起こりえる事であると証明したのは有名な話。


その『重複人格障害』が、この日本で『山田洋行問題』を差し置いて騒がれている。
なんでも、『遠藤けんじ(漢字がわからない)』と名乗る人物が16人現れたらしい。
『重複人格障害』の疑いがあると、報道されていた。
でも、本当に『重複人格障害』なのかな。
今やインターネットの時代だ。
昔と違って、離れた所に住んでいても、情報の共有は出来ると思う。
でも、わざわざそんな事をする意図はわからないけど。


そう言えば今朝、母が妙な事を僕に言った。
僕に向かって「ケンイチ!」と言う。
息子の名前を間違えるなんて、最低だと思ったので無視をしたら、聞こえないの!と怒鳴られた。
頭にきたので、「誰だよ!ケンイチって!俺は孝淳だよ、コウジュン!」
と言い返したら、母の顔は見る間に青ざめていった。
急激に人の顔色が変わるの初めてみた。


母は何故か慌て出し、父までやってきて「ケンイチ!お前はケンイチだよな!」と訳の分からない事を言うので、我那覇孝淳だよ!と頑なに言うと、有無を言わさず車に乗せられた。


なんなんだよ。


ん?
あれ?
父は今、糖尿病を患って入院中だよな。
あれ?
誰だ、あの男は。
いやいや、父だよな。


ん?
なんで車のナンバーが『品川』なんだ?
ここは沖縄だよな?
あれ?
どこだここは。


病院に着いたら、我那覇孝淳と名乗る奴等が34人いた。



こちらもどうぞ『琉球舞台』




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Posted by koujun at 00:00 │雑記